作業服や空調服の着用で期待される効果とは
空調服とは
一般的に空調服とは、小型ファンが内蔵された作業服のことを指し、ファン付き作業着・ファン付き作業服と呼ばれることもあります。空調服における「ファン」とは、扇風機や送風機のことを指します。
毎年、初夏から初秋の時期にかけて熱中症防止対策グッズとして、ミニ扇風機やサーキュレーターの売れ行きが好調になります。この時期になると、作業服にファン機能が搭載された空調服を買い求める人も増えてきます。運送業など体を動かす職業の人が着用することはもちろん、キャンプ・登山・サイクリング・釣りなど、アウトドアライフでも空調服を着用するケースが多いです。それでは、空調服はどのような仕組みになっているのでしょうか。空調服に搭載された電動的の小型ファンが稼働することによって、衣服の内部に適度に空気が取り込まれるようになります。
暑さで火照った(ほてった)体を徐々に冷やして熱と汗を発散させることによって、適度な涼しさを維持できるようになり、暑さ除けの効果が得られ、快適さを保つことができます。

作業服や空調服を着用する目的とは
それでは、作業服や空調服を着用する目的と、着用することによって期待される効果について考察していきます。
作業服や空調服を着用する最大の目的は、さまざまな危険から自分の身を守ることです。荷物の運搬・建築・自動車整備など、業務の特質上、いつどのような危険にさらされるかわかりません。生地が薄い場合や丈夫でない場合は、ケガをするリスクもあります。夏は炎天下の中で一刻も休まずに業務を続けていると、熱中症になって倒れてしまう可能性もあります。作業服や空調服を着用することによって、これらのリスクを最小限に抑える効果が期待されます。
また、作業服と空調服の共通点として窮屈さや違和感がなく、通気性が良くて伸縮性に富み、動きやすいことが挙げられます。
また、作業服や空調服を普段から着用することによって、制服やユニフォームとしての機能を持たせることも可能で、企業カラーを前面に出すこともできます。